指値について

2018年05月11日(金)
最近、銀行の融資が厳しくなってきているのは周知の通りです。

基本1棟物のアパートやマンションなどは価格にもよりますが、
現金で購入する方はやはり少ないです。
1,000万円台のアパートは現金で購入されるケースも結構ございますが、
逆に1億の物件ですと現金の方はかなり限られると思います。


ただ、最近はやりの戸建、特に200万台~500万台位の物件は
現金で購入されるケースが多いです。
中には公庫や信金などで融資を組む方もいらっしゃいますが、人気がある物件は基本早い者勝ちですので
やはり現金の方(もしくは融資を使う場合でも融資特約無しの方)が優先されてしまいます。

そこで今日のテーマの指値についてお話したいと思います。

最近やたらと、どんな物件でも結構な指値を入れようとする方が少数ですがいらっしゃいます。
勿論そのまま通ればそれに越したことはないのですが、現実はほとんど大幅な指値は通りません。
例えば売価が500万の戸建てに350万とかで指値を入れたいというケースです。
売主様にはその価格で売らないといけない事情がある場合もありますし、
全く売り急いでいない場合もあります。
よって物件により回答は変わります。


一応私なりの見解をまとめましたのでご参考にして頂ければ幸いです。


【指値が通りやすいと思われる物件】

●売れ残っていて、ネット、ポータルサイト等で干されてる物件※期間が長ければそれだけ売主様が弱気になっているためそういう物件が狙い目。
●売主様の方の事情で現金化を急がれている物件
●相続物件
●廃墟に近い物件※売主様も所有していても固定資産税が負担で売りたがっている物件
●いわくつき物件

等が考えられます。


【指値が通りにくいと思われる物件】

●オーナーチェンジ物件
●出たばかりの新規情報※最初は様子を見るからです。
●人気エリアの物件
●築が浅い物件
●築が経過していても、かなりリフォームが施されている物件
等でしょうか。

まだ他にも要因はあるとは思いますが、こんな感じです。

本当に買付が殺到する様な人気物件は、特に指値が厳しい、もしくは
満額でないと購入が難しいです。

指値をするにも理由が必要な事と、本当に欲しい物件でしたら敢えて
指値自体をどうするか考えてみるということも視野に入れられた方が宜しいかと思います。


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